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1019年3月 番外

スミレの訓練を見ながら、屋敷の縁側で日に日に暖かくなってきた日差しを楽しむ。
もう三月。今日にも桜と市松は帰ってくるだろう。

そこへ、スミレの嬉しそうな声が聞こえた。

「おじい様、見て下さい。ほら、そこの木に…」
そう言ってこちらを見たスミレの顔色がさっと変わる。
どうしたのだろう。その木になにがあるんだい?
立ち上がろうとして、足元がおぼつかないのに気づく。
部屋で茶の用意をしていたイツカが、はっとこちらへかけよってくる。



ばたりとそのまま庭に倒れてしまった。
倒れながら、スミレが木に見つけたものがなんだったのか。その答えがふっと頭に浮かんできた。

目を覚ますと、茶の間に寝かされている。
さきほどイツカが用意していたお茶の準備は片付けられ、
かわりに涙でくしゃくしゃの顔の市松と、相変わらず何を考えているのかわからない桜の顔が私の顔をのぞきこんでいる。

「イツカ、障子をあけてくれないか。」
そう頼むと、イツカは黙って庭へ続く障子をあけてくれた。
ああ、やっぱり。

「桜、見えるか?」
「何がですか、父上。」
問いかけると、思いのほかかすれた桜の声が帰ってきた。
どうやら何を考えているのかわからない顔だと思っていた表情は、ぐっと何かをこらえていたからだったらしい。
「ほら、あの木の上。」
そこには、早咲きの桜が一房だけ、咲いていた。
「一年前の4月に、お前とはじめて出陣した時、庭はあの花で一杯だった。」
「はい、私の名前の花だと、教えていただきました。」
「あと一ヶ月もすれば、また満開だ。見えるか、桜。」
「…はい、はい!見えます、父上!満開の桜が…見えます。」
「良かった…。また、お前と、あの優しい花を見たいって、そうあの時、思ったんだ。」

そういうと、桜の代わりに市松がまた声を上げてしゃくりあげる。
いつもなら、桜に「泣いたら涙が勿体無いでしょう、男なんだから!」とよくわからない叱責をされているところだが、今日は桜も、声を出さないだけですでに頬はぬれている。
市松は叱られることを免れたらしい。

「スミレ。」
「はい、おじい様。」
よぶと、素直なスミレはさっと横へやってきた。
「この二ヶ月、よくがんばったね。今日からお前が私のかわりに、この家の当主だ。桜と市松は突拍子も無いことをするから、苦労するかもしれないけれど、お前なら大丈夫。」
そういうと、スミレは驚きを隠しもせず、目を丸くする。
「でもおじい様、私はまだ戦場に出たこともありません。」
「私が当主になった時だって、そうだった。大丈夫。桜と市松がちゃんと手伝ってくれる。 桜、市松、たのんだよ。」
「はい、はい父上。」
さっきまで言葉にもならない泣き声しか出していなかった市松が、涙声ながら、しっかりと声をきかせてくれた。
桜は無言でうなづいている。
その二人の姿を見比べてから、スミレはきっとこちらを見据えて、珍しく強い口調でこう言った。
「おじい様、私は、おじい様も手伝ってくれなければ、嫌です。」
「スミレ。」
スミレのはじめてのわがままに、桜がたしなめる。
しかしいつもは素直に従うスミレが、今日はひかなかった。
「いいえ、母上。私は、おじい様も一緒でなければ、嫌です。おじい様、だから、私におじい様のお名前をください。」
「私の名前を?お前は女の子なのに。」
「男でも女でも、関係ありません。おじい様のお名前をいただければ、きっと私、頑張れます。だから…」
だから、名前をください。
そう言ったようだが、最後のほうは涙声でよく聞こえなかった。
優しげで、ふんわりとした子だと思っていたスミレに、こんな一面があるのかと、最後に知れて得をした気分だ。
「よし、わかった。私の名も、今日からお前のものだ。」
スミレは私の答えをきいて、礼も言わずに私の布団につっぷして泣いた。
重い。
たった二ヶ月なのに、こんなに大きくなっていたんだな、
そんなことを考えていた。

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1019年2月

市松がちょっと足を引きずりつつも、なんとか出撃隊生還。
イツカ、帝から例のアレ、届いてる?

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夕飯のおかずレベルか…!
うーん、ちょっとしぶめ。
どうせならステーキ食べ放題くらいの金額がよかったですね。市松も成長期だし!

大「おかえり、二人とも。」
姉弟「父上、ただいまもどりました!」

そう挨拶してから、当主の顔色があまりすぐれないことに気づく姉弟。

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う、うわぁあああああああ!!!
健康度63ですって!?
あなたまだ1歳6ヶ月じゃん!
寿命が一ヶ月のびたというのは幻なのか?
しかも今63てことは先月も調子が悪かったのかな…。全然気がつきませんでした。

桜「父上、申しわけありません、気づけなくて…」
大「なに、気づかれないほうがいいんだよ、こういうことは。それに先月はスミレが来たんだから。母親の気持ちがそっちにかかりきりになるのは当然じゃないか。」

今月は桜にスミレの面倒を見てもらおうと思っていましたが、
予定を変更して、また大地に面倒を見てもらうことにします。

松「父上…」
大「そんな顔しては駄目だよ。必ずお前たちが帰ってくるまで待っているから、立派に役目をはたしてこい。」
桜「スミレ、おじい様に負担をかけてはいけませんよ。よく勉強しなさい。」
スミレ「はい、母上。」
大「大丈夫だよ桜。スミレは筋がいいからね。とてもいい生徒だよ。」

思えば桜は大地に訓練してもらってないのですよね。
きっと、母としてしっかりしなければと思う裏で、スミレと市松をうらやましく思っているに違いありません。

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特に延命の効果はありませんが、大地に漢方薬を飲ませてもらって、出陣。
大丈夫、これで桜と市松のことを待っていられるはずです。

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今月の行き先は鳥居千万宮。
しばらく行っていなかった気がするので。
思えば、大地と桜の初陣はここでした。
思いで深い場所ですね。

今回はちょっと進んで、100の鳥居付近で戦うことにします。
赤コベ先生とはじめての対決!
市松はなんとか70くらいのダメージがとおるんですが、桜は20付近。
桜には武人で補助してもらうことにします。

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朱の首輪来い!と思っていたら、防人が出ました。
これは便利な術です。ぜひほしい!

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武人を二回かさねがけてなんとかゲット!
うーん、やっぱり赤こべと対等に戦うには、まだちょっと早いようです。

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続いてお焔がとまりました。
おおう、なんだか今月は美味しいな!
初めて戦う敵ばかりで黄色がスロットに多いせいかもしれないですが。
これもなんとかゲット。
風車がちくちくと痛いので、なるべく早めに白波などでお七さんを流しておきます。
これは気が抜けない。

oreshika_0102.jpeg

更に進んでなんと!
斬馬刀が止まりました!

桜「刀…ですね。」
松「父上への土産にほしいですね、姉上。」
桜「ええ、なんとしても取りましょう!」

が、しかし狐がお焔と夏狂乱でせめてくるせめてくる!
ものすごく痛い!
市松は一撃で狐をほふれるのですが、桜はやっぱり難しいようなので、回復にまわってもらいます。
桜が一時HP赤くなりつつも、なんとか辛勝。

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斬馬刀をゲットです!!

松「やりましたね姉上!」
桜「父上もきっと、喜ぶわね。」

が、本当に辛勝だったので、この時点で二人とも技力の残りが20以下、回復薬もあと三つ。
なんとか百の鳥居を越えて、十の鳥居にもどることに。
途中燃え髪さんと赤こべさんに絡まれつつ、持っててよかった引き波のお札で切り抜けてきました。

残り二つの火を十の鳥居でつぶして、
さあ、大地の待つ屋敷に帰還です。

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1019年1月

九重楼から無事に帰宅!



ウワァ、オメデタイナー。
あ、イツカ?ゴロさんたちがね、塔の警備人員絶賛募集中だって。
ちょっとダルマさんに勧めておいてYO!

なんてこと言っても仕方が無いので気をとりなおして。
どうやら子供が来たようです。

oreshika_0051.jpeg

おお、桜は甘いにおいがするのか。
きっと春のにおいなんだろうなあ。
さて、どんな子かな?

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おおおおお、市松に続いて、すごくいい体のパラメータ!
技もそこそこです。
そして何より心の風が…どうやら第三世代は不思議ちゃん脱出のようですよ。
水と土が高めの、とっても優しい子のようです。
名前はスミレちゃんに決定。
職業は…
槍を考えていたんですが、来世で刀鍛冶になりたいとか言ってるし、大地と交代のはずなので、剣士とします。

oreshika_0053.jpeg

おっ!マジですか。帝はふとっぱらだね!
今月は相翼院にいきましょう。

oreshika_0054.jpeg

スミレの訓練は、おじいちゃんの大地がやります。
孫の顔を見せれて本当によかった!
剣士同士、楽しく訓練してちょうだいね。

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四人そろったので、写真をぱしゃり。
おおお、今回の写真はすごく記念写真っぽい!
スミレと桜が大地によりそってるようでちょっとうふふ、てなりますね。
市松はたぶん、恥ずかしくて甘えられないお年頃なのでしょう。

oreshika_0057.jpeg

それでは!
初の姉弟での出陣です。
市松は大地と別行動はじめてですね。しっかりやっていらっしゃいよ!


oreshika_0060.jpeg

出撃先は、さきほど決めたとおり相翼院。
おおお、雪がふってる。きれいだな~。
でも寒い上に火力ダウン。

松「寒いですね姉上…」
桜「走っていればすぐあったかくなるわよ。」

というわけで、ダッシュで奥のほうへむかいます。
市松が大分強くなっているので、今月は象さんのへそを押しにいくつもりです。
小宮に入れば、寒さも少しはやわらぐでしょう。

oreshika_0062.jpeg

っお、道中若竹の胴丸が!
おおおー!強いのきたぞ。

桜「やっちゃいなさい市松!」
松「まかせとけ!」

市松があらぶってざっくりゲット。
oreshika_0063.jpeg

うひょおお、36もあがる!!
これは良い。
スミレが使えるようになるまで、市松には前でがんばってもらわないといけないので、大変嬉しい収穫です。
本当うち、お金ないからね。
なるべく装備はひろっておかないと。

oreshika_0064.jpeg

象さんのへそも無事に押せました!
さすがにアクラさんにつっこむのは自殺行為なので、宝箱をとって帰ろうと階上へ。
鼻歌まじりに宝箱を開けていたら、召還の罠にひっかかりました。
一瞬ひやりとしましたが、出てきたのは白コベさんと燃え髪さん。
この組み合わせなら願ったりだ!
というわけで残り時間でお掃除。

と、そこへ…
太鼓持ちがあらわれた!!

わーお!これがスタッフさんが「ちょっと戦勝点サービスしすぎたかも!」と言っていた太鼓持ちか!
一匹くらいは倒したい!後ろにいるから白波でも…
と、悠長にかまえていたところ

太鼓A「武人」
太鼓B]「武人」
太鼓C「武人」

燃え髪さんの攻撃力がうなぎのぼり!

oreshika_0066.jpeg

ぎゃああああああ!!!
市松の体力が一気にもっていかれた!
これは欲を出している場合じゃないわ!

桜「市松、私が回復をするけれど、一時しのぎにしかなりません。一気に決めなさい!」
松「わかっています、ここで死ぬわけにはいきません!」

なんとか討伐。
あぶない~!
引き波と大分悩みましたが、市松を信じてよかった。
ごめんよ、油断してた。

そんなかんじでなんとか今月は終了。
最後ひやっとしましたが、象のヘソも押せたし、いい装備も出たし上々の正月でしたね。
あとは帝さん、ステキなお年玉、頼みますよ!

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1018年12月

12月。
めっきり冷え込んできたと思ったら、初雪が降りました。

oreshika_0036.jpeg

そうだね、イツカ。
最初の一年も、もうすぐ終わり。
またここからスタートですよ!

さて、そんなわけで、ちょっといろいろメモ。
まずは一族の素質から。
このランキング、メニューから入れるようになったんですね。すごく嬉しい。
しかもロードが無い!!!!す、すばらしい。
すごく手軽に確認できるようになりました。
うーん、PS版にもどれなくなっちゃう(笑)

oreshika_0037.jpeg

順当に、若い子の素質があがっていっております。
よきかなよきかな。
次来る子が何点なのか、楽しみですね。
桜が一人旅してた分、大きく戦勝点をかせいでいるので、ランキングはほぼ桜でした。
まだ三人しかいないから絶対三位以内にははいるんですけどねw

oreshika_0038.jpeg

それと、復興は今こんなかんじ。
選抜大会に出られるようになるまではちょっと金欠です。
軽装備を買っておかないとな~、と思いつつ、復興してたらお金がない!
リメイクで、後半の軽装備供給不足が改善されてたりしたらいいんですけども。
まあ、いざとなったらイツカお手製装備で出陣ですね。

それでは、出陣!
来月から、大地にはまた教育係になってもらう予定なので
今の内に中ボスを倒したい!
というわけで九重楼へやってきました。
やっぱり経歴に、一個くらい、花を添えてやりたいなぁと。

oreshika_0039.jpeg

赤火は無し!
今回の目的はダルマさんなので、さくさく進んで七年坂で経験かせいでおきます。
中間地点くらいでまた土砂降り。
もしかして九重楼はいつでも土砂降り?
ゴロさんコンビのおかげでしょうか。
なんて思ってたら黄色アイテムがとまりました。

oreshika_0041.jpeg

上弦弓!
普通の強い弓ですね。
弓使い実はまったく使ったことないので使い勝手はわかりません。
今回はぜひ使ってみたいナァ、弓使い。

七年坂の敵を掃討したら、はりきってダルマさんの懐へ!

oreshika_0042.jpeg

ちゃーらーりーれー♪
今回、倒して無いボスは「????」表記になったんですね。
ネタバレ防止か。わくわくする~!
ほいではダルマさん、いざ尋常に、勝負!

oreshika_0043.jpeg

って…
えええええええぇぇぇ
首輪が止まっちゃったよ!どういうことだ!
ダルマさんって能力値とか討伐回数じゃなかったっけ!?
えーっと、おさらいおさらい…
PS版では(一応薄文字で)

・4回以上倒している
・隊長が剣「秘剣ヒゲ切」を装備
・「七天爆」を修得
・「福招き 美也」の子供がいる


おおおおぅ。
福招き 美也のせい…あ、いや、おかげか!
そうか~、そんな条件だったんだ。知らなかった。
なんと一年目にしてカモNo.1のダルマさんが帰宅しちゃいますよ。
しまったな~。
むしろ倒さないほうがいいんじゃないかという気もしますが
逃げられないし、当主ちょっともう死ぬとやばめな年齢だし、素直に倒します。
武人を大地に集めて、攻撃あるのみ!
が、父にはまかせてられないと思ったのか、市松と桜がやたらと前にでたがります。

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敵は一匹なんだから後ろにいてよぅ!
父さんをもう少し信じてほしいわぁ。

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桜がうっかり前に出て大ダメージもらったりしたものの、討伐成功!
うん、やっぱりダルマはダルマですね。
来年から会えないとか、寂しすぎるよ。

oreshika_0046.jpeg

おおお、1001点…。
なんというあぶくゼニ、もとい、あぶく奉納点。
これは気をつけて使わないとさくっとなくなっちゃうぜ。

ダルマさんを倒した後も、わりと時間があったので、九重楼内部のほうへすすみます。
中はさすがに調子のると危ないので、下のほうでおとなしくぐるぐる。
くららで全滅とかイヤだしね!

oreshika_0049.jpeg

相変わらず敵を探すのが難しいな、と思っていたけど
よく考えたら今回は鏡がすでにあるんですよね。
PS版では序盤は無かった気がするんですが、便利になったもんだ!
ここは鏡を使うととっても快適でした。

くららとか出ないかな~と思ったけど、
ダルマさんに全部もっていかれたようで、特に何もでず。
まあ、第一目標ははたせたので十分な戦績です!

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